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記事公開日:2017年11月14日

世界初!全自動衣類おりたたみ機、波乱万丈の軌跡、新たなサービスの創造

2017年9月27日に第33回 VENTURE FORUM in TOKYO を開催しました。
ご登壇いただいたのは、
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根 信一 様です。

阪根 信一 プロフィール

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社
代表取締役社長
アメリカ・デラウエア大学化学・生物化学科博士課程修了。理学博士。
卒業後は株式会社I.S.T取締役、CEOを経て、2008年にスーパーレジン工業株式会社社長に就任。
2014年には、日本法人となるセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社を設立。パナソニック株式会社、大和ハウス工業株式会社、SBIインベストメントを引受先とした第三者割当増資、技術開発提携および販売提携により、60億円の大型資金調達し世界初の「全自動衣類折りたたみ機=ランドロイド」を開発。
様々なメディアに取り上げられるだけでなく第3回 日本ベンチャー大賞「技術革新賞」(審査員会特別賞)など多くの受賞歴をもつ技術系ベンチャー企業。

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ とは?

一言で表すならば
technologists creating what the world has never seen
(世の中にないモノを創り出す技術集団)
です。

研究開発型の製造業のベンチャー企業と、ベンチャー企業の中でもお金と時間のかかるビジネスモデルで、さまざまな分野に挑戦しています。

製品の開発の上で大事にしていることは
technology in life (人々の生活を豊かにする技術)
です。
技術系であり、かつB to Cにかなり寄った会社といえます。
冒頭にも出ていた、”世の中にないモノ”を作るということは、イノベーションを起こすということを指しています。

―――――――ではどうやってイノベーションを起こすのでしょうか。
イノベーションを起こす上で、もっとも大事なことテーマの選定です。
テーマを正しく選べば必ずイノベーションは起こせる。
テーマの選び方を間違えてしまうとイノベーションは起きない
という考えです。

また、テーマを選ぶときの注意点は3つあり
・世の中にないモノ
・人々の生活を豊かにするモノ
・技術的なハードルの高いモノ
という基準を潜り抜けたテーマを厳選して実行しています。

世界初の全自動折りたたみ機

調査によると
平均的な4人家族で一生のうちにランドリー行為に費やす時間は約18000時間で、その内の半分の9000時間は洗濯物が乾いた後に取り込んでたたむ時間に費やしているということがわかりました。
これを自動化して一年分の時間をもっと価値のあることに費やせることができればきっと売れるだろうという発想の基、開発を始めました。

ランドロイドは衣類を畳む仕事のみならず新しい衣類のコーディネートを提案してくれるオンラインクローゼットとなっています。
日々ユーザーがどんな服を着て、どれだけその服を着ないのかを管理できるデータベースでこれまでになかったサービスを提供できるものになっています。

ランドロイドは、画像解析とA.I.とロボティクスの3つの技術の融合で出来ています。
現在は一枚の衣類をたたむのに20数回の人工知能の計算をして畳むそうですがソフトウェアの発達でどんどん短縮でき、進化していくデバイスになっています。
また、その他の機能として、アイテム別に仕分けてくれるシステムや最初に衣類を登録すれば、家族別に仕分けるシステムもあります。

ランドロイドの現在の大きな問題、それは畳むのにやたらと時間がかかることです。
一枚畳むのに10分前後の時間がかかるため、20~30枚畳むのに4~6時間かかってしまいます。
しかし、マーケットリサーチを徹底的に行い、”畳む時間は短い方が望ましいが、4~6時間放っておいたら完全に自動に仕分けてくれるのであれば、時間はかかっても構わない” という声があり商品化できるだろうと踏み切ったそうです。

2005年に開発を開始し、2014年にプロトタイプが完成、2015年にはパナソニック・大和ハウス工業と協業を開始し2017年に限定予約開始と12年間に渡って開発を続けてきたランドロイドですが、今後やっていきたいことは世界一イノベイティブな会社になりたいということです。
売り上げ規模ではグーグルには勝てなくても、イノベーションレベルでは勝てるはずだと考えています。

何故始めたのか

世の中にはイノベーションが中々起きないと言われていた中、中でも日本ではイノベーションが起きにくいと自他ともに話しているのが許せませんでした。
ソニーがウォークマンを発売し世界のスタンダードを日本の製品が席巻するという時代を経験した身としては、できるに決まってるじゃないか、と、イノベーションのきっかけを作りたくて始めました。

技術開発にお金かかる、技術的ハードルの高いものを作るには当然お金がかかります。
「モノが出来たら必ず売れます」といっても銀行はお金を貸してくれる訳もなく、10億円を7月末までに集めようという目標の下、シリコンバレーでお金を集めようとしましたが、ナステント(睡眠中に気道を確保して快適な眠りをもたらす医療機器)では非常に高い評価を受けていたにもかかわらず、ランドロイドを紹介すると、1つの事業にフォーカスしろと言われボコボコにされました。
その後ヨーロッパでも断わられ、最終的に日本に帰ると極めて違和感があるものの、まあいいだろうとその他紆余曲折ありましたが、なんとか資金調達できたという逆境も乗り越え、今があります。

ありがとうございました。
来年から本格的にランドロイドの販売が行われるセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズさんに目が離せません!

懇親会の様子

セミナーの後は交流会です。
渋谷会場近くのACCESO(アチェーゾ)にて今月も行われました!

自社紹介の時間では、まずは弊社から、ベンチャー企業にピッタリな内装費オーナー負担のおすすめ物件や、屋上でBBQが楽しめる物件を紹介させていただきました。

今回は登壇されたセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ様のランドロイドにちなんで ”こんな全自動〇〇機が欲しい!” というテーマに沿って1分間の持ち時間で紹介していただきました。

毎回ガチのくじ引きでドキドキの発表の中、「全自動嫁さんに謝り機」が欲しい!という発言には会場の皆さん全員がうなずいていました(笑)。

自己紹介が終わると、皆さん立ち上がって名刺交換やビジネスの話に花を咲かせ、時間もあっという間に過ぎていきました。
ご参加いただいた皆様有り難うございました!

最後はいつもの「ベンチャービクトリーブイ!」

10月は、『業務生産性を最大化する新時代のコミュニケーションプラットフォーム「Oneteam」』と題して、株式会社Oneteamの代表取締役、佐々木 陽 様 にご登壇いただきます。

皆様のご参加をお待ちしております!