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記事公開日:2017年7月12日

とろさばを世界ブランドに!鯖と自分への飽くなき挑戦!

大阪での開催となったベンチャーフォーラムIN OSAKA第1回。
2017年4月21日(金)にご登壇いただいたのは、株式会社鯖やのサバ博士、右田孝宣(みぎた たかのぶ)社長。今回も多くの方にご参加いただき、大盛況となりました。

右田孝宣プロフィール

1974年、大阪府生まれ大阪育ち。
大阪市立淀商業高校を卒業後、魚屋に勤める。23歳で単身オーストラリアに料理の修行し、現地で入社した寿司チェーン店では業績を伸ばし、当時2店舗だったお店を2年間で13店舗まで拡大させた。その後日本に帰国し、2007年に「株式会社鯖や」を設立。2014年には『とろさば料理専門店SABAR』をオープンさせ、現在14店舗を展開する。

「株式会社鯖や」ができるまで

右田社長は19歳まで魚が苦手だったという意外なエピソードからはじまりました。
学生時代のバイトを通じて魚の魅力に興味を持ちはじめ、30歳のときに妻と始めた小さな居酒屋で、奥様の「あなたの作る鯖寿司が一番おいしい」という言葉から、「サバ一本でやろう!」と決心したそうです。
その後32歳で「株式会社鯖や」を設立し、サバを広めるためにサバ寿司をスーパーや店舗で販売しました。ただ、販売当初は全く売れなかったそうで。。。
「1本2000円のサバ寿司が売れるわけがない」と言われ続けていたようです。
しかし、徐々にそのおいしさが周囲に広がり、売れはじめたことにより、紹介やツテを通じて販売の販路を増やしていきました。

「サバ」と「38」にこだわり続けた店舗づくり

鯖やのコンセプトは「サバのある生活を」。
この言葉には、これまでなかった「サバ」の新たな市場を作りたい、という社長の野望が込められています。
「とろサバ」という新たなブランドを構築し、「サバってこんなに美味しいの!」ということをもっと多くの人に知ってもらいたい・・・。
そんな思いから、2014年に大阪の福島に『とろさば専門店SABAR』の一号店をオープンしました。

この『SABAR』ですが、各店舗に右田社長の『サバ』と『38』への愛とこだわりがこれでもか、というほど込められています。

例えば、SABARの店舗の営業時間は11:38(いいサバ)に開店し、夜も11:38(いいサバ)に閉店。
『とろしめさば』、『メガとろさばの塩焼き』、『とろ鯖棒寿司』など、とろ鯖を使ったメニューを38種類展開し、店舗の雰囲気も、お手洗いの表記(お姫サバ・お殿サバ)の細部にいたるまで、とにかく至るところに『鯖』・『サバ』・『38(サバ)』。

右田社長は、SABARの店舗を作るときに、「くすっと笑ってもらえるような飽きさせない店舗つくり」を目指したそうです。
これがメディアに受け、一号店オープンから3年間で大阪、京都、神戸、東京、名古屋、シンガポールに順調に成長を遂げ14店舗出店。サバの認知度向上につながった。

また、SABARのPR戦略として、自社の「サバ一本」という強みを生かし、JR西日本とのコラボや神明の米を使用した企画を実現し、多くのメディアで取り上げられるようになったそうです。

クラウドファンディングの可能性

「SABARを作りたい!しかし資金が足りない。。。」
そんなときに右田社長は投資型のクラウドファンディングに出会います。
SABAR一号店の出店費用を募集したところ、432人からの出資を受け、1,800万を4か月で調達したとのこと!
同じく東京店、名古屋店の出店の際にもクラウドファンディングを活用し、多くの支援者に支持され資金調達を成功させます。
思わず社長も講演中に「素敵やわあ。」と言葉を漏らしていました。

これらの経験をもとに、右田社長は「世の中に必要とされるものは応援される」と確信、クラウドファンディングを活用することで、資金が集まるという点はもちろん、支援者の存在により、金融機関に信用してもらえるになったようです。
ただ、社長が「38」歳のときに、大きな危機にも直面していました。
人手が足りず、資金繰りも苦しい、貯金残高もついに底をつき、まさに危機的状況だったと当時を振り返ります。
その時、副社長である弟に相談したところ「社長はサバのことだけを考えろ」と言われ、その言葉をきっかけに、人事を副社長に任せ、鯖の営業に徹し、業績を回復したそうです。

講演の最後には、「自社の強みは『サバ』への強烈なこだわり」であるという社長の10年間の一貫したサバへの思いで締めくくられました。

「おつかれサバー!」から始まった懇親会

セミナーのあとには、会場をうつし、イタリア大衆食堂「堂島グラッチェ」にて、懇親会を行いました。
今回の参加企業様は不動産・飲食店舗関係が多く、初参加の企業様も含め26社の代表者様にご参加いただきました。

乾杯のお言葉は株式会社北印の山田様からいただき、「おつかれサバー!」という掛け声のもと、懇親会が始まりました。

乾杯後の1分間の自社紹介では、さすが大阪の方々、各社個性豊かな自社紹介をしていただきました。

中には「サバ」「38」にかけた自社紹介をされている方もいて、序盤から笑いがあふれる楽しい懇親会になりました。
最初は着席での歓談でしたが、次第に皆様席を立ち上がり、様々なところで名刺交換やお互いのビジネスの話を展開されていました。

ベンチャーフォーラムの特徴として、少ない人数での開催だからこそ、より一人ひとりと密な関係を築くことができます。

また、今回会場として使用させていただいた「堂島グラッチェ」の店員さんも、なんとSABARの常連であることが発覚(!)し、右田社長と店員さんも交えてSABARの話で盛り上がりました。

最後は皆さまで集まりいつもの「ベンチャービクトリーブイ!」の掛け声で集合写真にて締めくくりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
次回ベンチャーフォーラム大阪は7月7日を予定しております。
リピートでのご参加も、初めての方も大歓迎です。