「VR」だから可能になる新たな感動体験

2017年6月21日に開催された、第30回ベンチャー・フォーラムの登壇は「世界一の企画人財チームを作る」というビジョンを掲げ、近年、話題となっているVR(バーチャル・リアリティ)の領域において新たな市場価値の創造にチャレンジしているLIFE STYLE株式会社の永田 雅裕(ながた まさひろ)社長です。

永田 雅裕 プロフィール

LIFE STYLE株式会社
代表取締役
1984年熊本県生まれ。セールスを学んだ後、独立し企業コンサルタントとして企業の営業支援やチームビルディングに携わる。
「新しい市場を創造し、世界一のチームを作りたい!」との想いから2014年3月にLIFE STYLE株式会社を設立。代表取締役を務める。
独自のマーケティングとオペレーションシステムを構築し全国へ営業拡大。

VRは「体験」を作る

「私たちは『どこでもドア』と『タイムマシン』を作りたいのです。」

永田社長のそんな言葉から講義が始まります。
この二つの道具は、ドラえもんを知る人なら誰もが一度は欲しいと思った道具なのではないでしょうか。
ただ、多くの人がこれらは「夢の道具」だと思い、手に入れることを諦めていたはずです。
そんな二つの道具を、VRを通じて実現したいという言葉に、多くの経営者が冒頭から引き付けられました。

「VR(バーチャル・リアリティ)」とは、実写の360度のコンテンツの総称です。
VRはゲームなどの現実にない空間やイメージ、つまり「仮想の世界」を見せるものだと思われることが多いですが、仮想の世界を作り上げるだけでなく、あらゆる「体験」を、時間や空間を超えて現実世界のように体感することができるツールである永田社長は強調します。

例えば、自社のオフィスの室内をVRでどこにいても360度内覧できるようにしたい、外国人向けに観光訪日インバウンドに活用したい、大学のオープンキャンパスに誘致するためのコンテンツを作りたい、地方の良さを発信するための体験ツールを作りたい、、、

このような様々な要望をもとに、これまで10,000件以上のVRコンテンツを手掛け、様々な体験を生み出してきました。

VRの今後と課題

2016年は「VR元年」と呼ばれた年でした。
実際に、大手企業をはじめ世界中の様々な企業がここ数年でVRをスマートフォンの次のプラットフォームにしたいと巨額の投資を始めています。
なんとVRの市場は2020年頃には8兆円の規模になるのではというデータも出ているとのこと。
FacebookやYoutubeもすでに 360度で見られるコンテンツが増えてきています。
さらに、2019年にはスマートフォンのカメラでも360度で撮影・シェアできるようになるのではと予想されており、そうなると私たちの日常生活にもVRが当たり前になる日が来るのもそう遠くないかもしれません。

ただ、それほど世界中が注目しているVRの市場ですが、永田社長は海外に赴く中で、一つの課題に直面します。

それは、他国と比較してもいまだ日本のVR市場自体が圧倒的に小さいこと。

国内でも徐々にVRに注目が集まっているものの、肝心のコンテンツ力やVRに携わる人材が足りていないため、おもしろいコンテンツを輩出できておらず、他国と比較されることが多く、悔しい思いをしたそうです。
しかし、日本にはまだ、いいコンテンツを輩出するために必要なクリエイターを育成する環境が整っていなかったため、永田社長は「VRクリエイター育成」という新たな事業をはじめました。
実際に、短期集中の講義を通して、ゼロから実写VRコンテンツの専門的な撮影・制作技術を習得するアカデミーを開設。さらに講義だけでなく、世界中のVRクリエイターとユーザーを繋ぐマッチングサービスや、VRコンテンツをオンライン上で発信できるサービスを提供し、クリエイターの育成に力を注ぎ、日本のVR市場の拡大に貢献しています。

最後に

VRを初めて体験した人が、みるみる表情が変わっていくのを見るのが好きだという永田社長。
VRの体験を通じて、人々に希望や感動を、そして現実を伝えることができるといいます。

そして、『どこでもドア』のように、場所は離れていても同じ空間や感動を共有できる体験を。
『タイムマシン』のように、時間軸は違えども、当時体験した過去の空間を360度で感じられる体験を。
いつか世の中にそのような新たな感動体験を届けたい。という熱い思いで講義を締めくくられました。

最後は参加者の皆様で、360度カメラで記念撮影をしました!
またVRを体験できるブースを作り、多くの参加者に実際にVR体験され、盛り上がりました!

交流会

今回も19時から21時まで渋谷のACCESO(アチェーゾ)で交流会を行いました。
22社24名の経営者の方々にご参加いただきました。
ご参加いただきました企業の皆様誠に有難う御座いました。

会場では、早速名刺交換があちらこちらで始まりました。
そんな盛り上がりの中、弊社営業中村から自社紹介がスタート。
弊社からは前回に引き続き特に居抜きのご紹介をさせていただきました。ベンチャー企業に大人気の居抜き。経営者の皆様からの熱い視線が印象的です。

ここからはくじ引きで各企業の自社紹介タイム。
熱い思いのせいか、毎回制限時間を越えてしまいます、、、笑
どの経営者様も魅力的なプレゼンテーションでついつい食事の手も止まってしまいがちです。

中でも多くの視線を引き付けたのが、今回初めてご参加頂いた、株式会社YEAHH様
ハードデバイスとソフトウェアサービスを連動させたビジネスの展開を目指すスタートアップ企業です。
ウェアラブルなどのIoTデバイス開発にとどまらず、Webサービス提供、ソリューション提案など包括的なビジネス展開まで、世の中を楽しくするため日々活動していらっしゃいます。
そんな株式会社YEAHHの代表取締役森様がご紹介してくれたのは、「ラピュタの飛行石」みたいに道を教えてくれる、光で目的地示す「Compass Stone」。

個人の価値観を大きく変えるような衝撃的な体験、状態を「YEAHH」と定義していらっしゃるのですが、まさにYEAHH体験でした!
これを持って皆様をオフィスビルにご案内する日もそう遠くないかもしれません!

経営者の皆様の熱いプレゼンは続き、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。
いつもわくわくする自社紹介をして頂き、ありがとうございます。

株式会社ESSPRIDE様はサプライズで弊社の設立17周年をお祝いしてくださいました!
多彩な用途に役立てられる“オリジナルお菓子”を企画・製作されている会社様です。素敵なお菓子、ありがとうございます!

その後は名刺交換タイム。
名刺交換をしながらも、今回ご登壇くださったLIFE STYLE株式会社のVRは大人気でした。

今回も大盛り上がりのベンチャーフォーラム。
ご参加頂きました皆様、改めてありがとうございました。

ご参加いただいた会社様の可能性をもっと広げられるよう、また、この会社とお仕事をしたい!と思っていただけるよう、様々なベンチャー企業をご紹介させていただきます。
ぜひ次回もご参加くださいませ。

それでは最後に恒例の、「ベンチャービクトリーブイ!」